下の子は中学受験しない予定

現在6年生で今回中学受験をした子は長子で、今3年生の下の子がいるが、下の子には中学受験をさせる予定は今のところない。
イメージとしては、上の子が受験して私立へ行くなら下の子も同様に、というのがあるし、そのように言われることもあるが、どうしても、もしくはできるだけ地元の公立中学へは行かせたくない場合や、子供自ら私立(もしくは国立)中学へ行きたい、と言っているわけではないなら、受験せずに公立中学へ行かせたらいいと考えている。
そして、我が家の下の子は、姉の毎日塾通い、家でも勉強しろー、勉強しろー、と言われる生活を見てきて、自分はそんなことしたくないし、小学校の友達とそのまま地元の中学校に進みたい、という希望である。

そもそも長女を中学受験させようと思ったきっかけは、幼い時に始めた公文で思いの外進度が早く(あくまで私の基準でいうと、だが)、割と勉強ができるタイプなのかも、と思ったことや、けん玉ばかりさせる学童に親子共々辟易し、春休みに時間潰しの意味も込めて塾の春期講習に通わせたことなどなのだが、第一子にかける親としての期待や気合いもあってか、小学校での勉強は長女にとっては簡単ですぐにできてしまうもの、という状態だったので、この子はこのまま公立中学へ行かせるよりも、学力の高い私立中学へ行かせた方が良いのではないか、と思ったこともあり、4年生を前にして中学受験に特化した塾へ移り、受験をした。

しかし、下の子は、学校の勉強は今の所なんとかついていってはいるようだが、決して全ての教科がよくできるというわけでもなく、テストでも50点以下ということはないが、70点台くらいはあるし、100点というのはごくたまに、といった調子だ。
つまり、長女の通っていたような進学塾の入塾テストに一発で合格するのはまず無理であろうと思われる程度の学力だ。

それでも本人に頑張る、という気持ちがあるならまだしも、全くないし、こちらとしてもどうしても私立へ通わせたい(公立へ行かせたくない)事情などはないので、塾通いをさせて受験させるつもりは今の所、ない。
学校では優秀な子、で通っていて、6年生になるまでは塾でもそこそこ優秀な部類だった長女でも、6年以降成績が急降下しても最後まで必死になって勉強する受験生にはなれず、バトルを繰り返し何度も辞めさせたい、やらせるんじゃなかった、と後悔し、最終的には本人のやる気がないとダメなのだと痛感したので、本人にやる気がないのに受験を目指して塾通いをさせる気力は私にはもうない。

そこをうまく導いてやるのが親の役目なのかもしれないが、前述した通り、そこまで私立にこだわる理由もないので、姉の姿を見て本人が「やりたくない」というのだから、それでいいだろうと思う。
ただ、それは即ち勉強をしなくてもいいということにはならず、塾通いなどしてないからこそ、下の子にはもう少し学習習慣をつけなければ、と思っている。
これまでは長女にかかりきりになっていた部分もあるので、今後は下の子が少なくとも学校の勉強で躓くことのないよう、中学以降困らないように、そして万が一今後「やっぱり私立へ行きたい」と言い出した時に備える意味も込めて、せめて学校レベルはきちんと理解していかせねばと考えている。