国語の授業はもう出なくてもいいのではないか

入試まであと35日、とにかく算数と理科を基礎からもう一度やる必要がある我が子だが、自宅ではもうずっと算数と理科しかやっていないが、塾ももう国語は出ずに、その時間で算数と理科をやった方がいいのではないか、と考え始めている。

国語は、やっても成果の出にくい教科だと思う。
もちろん、漢字だとか語句だとかは知識だからやらないとできないわけだが、自分が学生時代に勉強してきた経験から考えても、国語は感覚的に解いたり考える部分が少なくとも他の教科に比べて多く、得手不得手が大いに影響するというか…
その意味では、子は国語は比較的得意であると思う。
しかし、じゃあどんなテストでも満点近く取れるとか、偏差値は60を切ったことがないとか、そこまでではないのだが、じゃあ国語にもっと時間を割いて、問題をどんどん解いていけば、もっと安定して必ず偏差値60以上取れるようになるか、といえば、それは難しいのだろう。

結局、国語はもう当日どんな文章にあたるか、それが子にとって解きやすい、理解しやすい文章、問題か、ということに尽きると思う。
文章が子にうまくはまれば、よければ平均点より20点以上上が取れるだろうし、いまいちなら平均点プラス5点くらいにしかならないかもしれないが、それが今から1ヶ月の国語の勉強で左右されるか、となると、あまり関係ないような気がする。

なので、国語はもう授業に出ずに、その時間を算数と理科に充てようか、と子に言ったら、当然のごとく拒否された。
まあ、そうだろうな…。
唯一自分が得意とする国語の授業に出ないなら、塾がより一層苦痛になるのだろう。
国語が(まあまあ)できる、というのは子にとって拠り所というか、最後の砦だと思うので、それを取り上げるのは良くないか…という思いと、いやいや、そんなこと言ってる場合じゃない、今やるべきことはとにかく算数理科なのだ!という思いが交錯する。

しかし、冬期講習の時間割を見ていると、国語は2コマ目もしくは3コマ目で、その時間だけ自習室で他の勉強して、4コマ目にまた授業を受ける、というのはやはり目立つだろう。
目立とうが、周りにどう思われようがもう別にいいのではないか、それよりとにかく算数と理科に時間を割く方が大事だと思うのだが、今更なのか、むしろやる気を削ぐのか、どうせそんな算数理科漬けにしても成果が上がらないのか、判断がつかない。

社会も、もうほとんど捨てているのだが、一応一校で社会を受けるので(でもアラカルトなので点数が悪ければ社会抜きの3科目で点数が出る)、多少はやらないと、と思うが、それこそ授業以外で社会にかかる時間なんて取れない。
いや、取れないと言うのは語弊があり、本当はあと35日、毎日30分は厳しくても20分ずつでもやるべきなんだろう。
子の休憩時間を減らしたら1日20分どころか、30分くらい余裕で捻出できるのだが、この段になっても休憩時間がなかなか減らせない。

塾は、国語を受けないから返金してほしい、などと言わない限りは国語は受けずにその時間は自習すると言っても受け入れられるだろうが、やはり子自身がそれに納得するかどうかだろう。

この直前期になれば、国語はもういいからとにかく算数、という子もいそうだが、そうでもないのだろうか。
子が嫌がるなら無理強いはできないし、とりあえず冬期講習は通常通り受け、自宅学習ではとにかく算数と理科をやる、というのを徹底するしかなさそうだ。