【入試26日前】タイシ君中学受験企画

今、中学受験界で話題の(おそらく)、ジャガー横田さんのお子さんのタイシ君の中学受験密着企画を見た。
最新版を見たら、やっぱりどういうスタートなのか気になって、初回放送分から全て見てしまった。

お父さんが医師で、それに憧れて自分も医師を目指したいので広尾学園の医進コースというのを目指しているようだが、医学部を目指すなら他にもあると思うが、その学校だけを志望しているというのは特別な理由があるのだろうか?
設備が最先端だというのはナレーションで言われていたが、そこがタイシ君が熱望する理由なんだろうか。
私が見落としているのかもしれないが、その学校でなくてはならない理由がよくわからなかった。
しかし、もう一つの志望理由として、「交際」と言っていて、ん?と思ったが、男女交際のことらしく、勉強ができたらそういう可能性もあるかなと思って、みたいなことを言っていた。
つまり、共学だから女の子もいるし、てことか?
男女交際が特にオープンな学校なのか?
以前女子校だったといっていたから、女子の人数が多いから?

医師を目指したい→医学系のコースのある学校希望→できるだけ偏差値が高い方がいい→しかも共学で女の子が多い学校がいい、ということなのだろうか…

もちろん、6年生にもなれば、男女ともに恋愛に関心が強い子もいるだろうし、中学生になったら彼女ほしいな、と思ってる男の子も多いんだろうけど、それ、普通隠さないかな?
そもそもご両親が芸能人だから、小さい時からメディアに出ることに慣れているとしても、全国ネットの番組で流れるのに、そんなこと6年生の男の子が思っていても言うんだなぁ、というのがまず驚いた。

ともあれ、志望校はその一校だけのようで、合格に向けて秋から猛勉強をしている、とのことだが、それまでも全く何もしていなかったわけではなく、塾や家庭教師をつけて勉強はしていたが、自己主張が強すぎるためどこでも合わず、今に至る、という状態のようだった。

秋頃から本格的に受験勉強を始めてこの企画も回り出したようだが、スケジュール表によると学校から帰宅後もすぐに勉強したり自習室で3時間とか勉強しているようだし休みの日は10時間勉強しているとのことで、それまでの成績から考えて、それまではそれほど勉強していなかっただろうから、いきなりそんなに勉強できるというのはすごいな、と感心した。
実際にはどの程度スケジュール通りに実行できているのか、集中してできているのかわからないけど、家庭教師のトライが前面に出てやっているので、それなりに手厚く進捗も管理してるのではないかと思う。

それでも、いきなり模試の結果が上がったわけではないので、現実はなかなか厳しい。
短期間とはいえすごく頑張っているのに、結果が出ないとなると、本人も嫌気がさすだろしやる気を失っても仕方ないと思うが、タイシ君は弱音を吐かず、諦めてもおらず、合格に自信を持っているようだ。
メンタルが強いお子さんなんだと思う。
くじけない、諦めないというのは本当に立派だし、なんとかこのまま最後まで諦めずに頑張って欲しいと思うが、大多数の子が4年生までに入塾し、3年間やってきたことをいくら集中してできたとしても、3〜4ヶ月で追いつくというのはやはり厳しいとも思う。
元々受験勉強などしてなくても、模試を受けたら60くらい取れる、というような子なら、もしかすると4ヶ月ほどで偏差値をあと10上げるのも可能かもしれないが。

家庭教師のトライも、勝算があってこの企画にのったのだろうか。
絶対に無理、無謀だ、と思ったら、放映されるこの企画には乗らないような気がするのだが。
依頼があれば、可能性は正直低いですがいいですか、といって受けはするだろうが。

次回の放送では、併願校の提案をしていたが、タイシ君は拒んでいるようだった。
やはり、その広尾学園にだけどうしても行きたい理由があるのだろうか。
もし本当に本人が後悔しないなら、そこ一本でもいいと思うし、潔いと思うが、もしその学校を選んだ理由が「医学部を目ざせて偏差値が高く、男女共学である」という理由だけなら、ぜひ周りの大人が医学部を目指すコースがある共学の学校を勧めてあげてほしいと思う。

そして、ジャガー横田さんが以前はタイシ君がだらだらと休憩していたり片付けをしないことに小言を言ったりしていたそうだが、怒らずに褒めるべし、といわれ怒ることをやめることを心がけて、タイシ君自身が「お母さんが最近怒らなくなった」と言っていたのだが、同じ母親の立場からするとこれが本当に立派だと思う。
恥ずかしがりながらも褒め言葉を言っていたり、苦手な料理をしていたりといいお母さんだなと感じた。

次は27日に放送があるそうで、また動画が上がるだろうから、見るのを楽しみにしている。
準備期間があまりに短いことと、目指すところがかなり高いのでなかなかに厳しい戦いではあると思うが、最後まで頑張って欲しいと思う。